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配線工事不要のワイヤレステレビドアホン「Panasonic VL-SGE30KL」の取付方法を徹底解説!

2016年6月13日

従来、住宅の玄関に設置されている「呼び出しチャイム」を最新型のモニター付きテレビドアホンに交換するためには、電気・配線工事が必要でした。

しかし、近年になりテレビドアホンの技術開発が進み、「ワイヤレステレビドアホン」と言われる製品が発売されるようになりました。

今は誰でもかんたんに配線工事不要でテレビドアホンが設置できる時代です!

この記事では「Panasonic製造のワイヤレステレビドアホン VL-SGE30KL」の取付方法を紹介しています。ドライバー一本で交換可能なので、ぜひ交換にチャレンジしてみてください!

ワイヤレステレビドアホンを設置するための条件

ワイヤレステレビドアの取付にあたって、以下の2点を確認しておく必要があります。

 

既存のチャイム親機はそのままでOK

玄関チャイムが設置されている場合、室内のどこかに「呼び出しチャイム親機」が設置されているはずです。

ワイヤレステレビドアホンを設置する場合、呼び出しチャイム親機の取り外しを行う必要はありません。触らず、そのままにしておいて大丈夫です。

 

室内のコンセント位置を確認

室内のモニターはコンセントから電源を取り駆動させる必要があります。電源コードの長さは1.5mのため、コンセント位置からモニターが離れすぎないよう設置位置を決めましょう。

 

取付に必要な材料と道具

テレビドアホン本体

今回取付を行うのは、2018年2月に発売したばかりのワイヤレステレビドアホン「Panasonic VL-SGE30KL」です。ワイヤレス機器ながら、以下のような特徴を持っています。

  • 配線工事一切不要
  • 従来のテレビドアホンと同様の3.5型カラー液晶ディスプレイ
  • 来客者を本体に自動録画(静止画3枚をコマ送りで再生)
  • 録画映像を最大100件まで本体に記録可能

 

ドアホン用電池

玄関側に設置するワイヤレス玄関カメラは電池駆動(単3電池6本使用)になっていて、メーカーからは長期駆動のための電池としてパナソニック エネループ ハイエンドモデルが推奨されています。

Panasonic VL-SGE30KLでは3種類のドアホン電池セーブモードが選択でき、パナソニック エネループ ハイエンドモデルを使用し駆動させた場合の最大動作期間は以下のようになります。

  • 標準モード:最大6か月
  • セーブ1モード:最大12か月
  • セーブ2モード:最大24か月

 

プラスドライバー

各取付作業は基本的にプラスドライバー1本でOKです。

 

ビニールテープ

既存チャイムコードの絶縁のためビニールテープが必要になります。用意しておきましょう。

 

【Step1】 室内側モニターの取付

早速、取付方法を解説していきます!まずは室内側のモニター親機の取付からです。

 

室内モニターの取付

設置位置を決める

前述しましたが、室内のモニターはコンセントから電源を取り駆動させる必要があります。

電源コードの長さは1.5mのため、コンセント位置からモニターが離れすぎないよう設置位置を決めましょう。

 

取付金具の準備

本体を開封し、室内用モニターを取り出します。

 

裏返すと、取付金具が既に設置されているので、下に引っ張り取り外しましょう。

 

取付金具を壁に取付

設置箇所に、ドライバーで付属のビス2本を上下に固定します。

 

取付金具の設置が完了しました。

 

モニターの取付

あとは、取付金具にモニターを差し込めば…

 

室内モニターの取付が完了です!

 

ワイヤレス玄関カメラのセットアップ

本体固定ネジの取り外し

続いてワイヤレス玄関カメラのセットアップを行います。電池とプラスドライバーを用意しましょう。

 

ワイヤレス玄関カメラのカバーがネジで固定されているため、プラスドライバーで緩めてカバーを外します。

 

電池のセット

パナソニック エネループ ハイエンドモデルを6本セットしましょう。

 

ワイヤレス機能の動作確認

そのまま、ワイヤレス玄関カメラのスイッチを押してみると…なんと、何の設定も無しで室内の様子が映し出されました!

配線工事不要だけでもありがたいのに、Panasonic VL-SGE30KLはカメラとモニターの連動設定も一切不要とは、恐れ入りますね(;´∀`)

 

【Step2】ワイヤレス玄関カメラの取付

続いて、玄関側に移動しワイヤレス玄関カメラの取付です。

 

既存玄関チャイムの取り外し

チャイムスイッチ カバーの取り外し


まずは既存のチャイムの取り外しから、機種によって異なる場合もありますが、今回の場合下部にカバーを固定するネジが付いているため、プラスドライバーで緩めます。

 

チャイムスイッチ台座の取り外し

カバーの下に配線を留めている台座が設置されているため、上下2本の固定ネジを緩めて取り外します。

 

チャイム用コードを取り外す

本体を裏返すと、室内側のインターホンと繋がっているチャイムコードが接続されているます。これもプラスドライバーでネジを緩めればかんたんに取り外すことができます。(※チャイムコードは電源に接続されていても微弱電流しか流れないため、手で触れても感電する事は無いのでご安心ください)

 

チャイムスイッチ土台の取り外し

最後に、残ったチャイムスイッチの土台を取り外しです。上下の固定ネジを緩めれば簡単に外すことができます。

 

チャイムコードの絶縁

残ったのはチャイムコードだけになりました。これで既存玄関子機の取り外しが完了です。

 

ビニールテープでチャイムコードを絶縁します。※この方法はPanasonic VL-SGE30KLの上位機器(ホームユニット連携機能付・取付方法は変わらず)Panasonic VL-SGZ30の公式取り換えガイドでも紹介されている方法なので危険性は無く安全です。

 

 

 

チャイムコードの隠蔽

絶縁が完了したら、チャイムコードを壁穴に押し込み隠蔽します。

 

ワイヤレス玄関カメラの取付

ワイヤレス玄関カメラ用台座の取り付け


セットアップ時に取り外した、玄関カメラ用の台座と付属のビスを準備し、壁に固定します。ほとんどの場合、チャイムが付いていた時のネジ穴位置と台座のネジ穴位置は一致するため、新たに穴開けする必要も無くドライバー1本で設置可能です。

 


台座の取付が完了したら、ビス穴位置に付属の防水シールを貼り付けましょう。

 

カメラ付き玄関子機の固定

最後に、台座にワイヤレス玄関カメラを再度取付、下部を固定ネジで再固定すれば…

 

ワイヤレステレビドアホンの取付は完了です!

 

テレビモニター付きドアホンに交換完了!

 

早速、動作確認を行います。無事、モニターに室外の様子が映し出されました!

チャイムからテレビドアホンの設置は、以前までは高い工事費用を支払う必要があったのですが…今はドライバー1本で交換できてしまう時代です!ぜひご自身での交換にチャレンジしてみてはいかかでしょうか!

 

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