こんにちは、ユウキ(@yuki_housebuild)です!この記事では、実家の庭をリフォームした際の体験談記事を紹介しています。
かつて、実家の庭では母がバラを育てていて、シーズンが来ると花々はキレイに咲き誇る素敵な庭空間でした。
しかし、母が体調を崩したのをきっかけに、小まめな手入れが出来なくなると状況は一転。生命力が強いバラの植栽は、庭に力強く根を張り巡せ、青々とした棘のある枝を庭中に広げ、庭の空間をあっと言う間に支配してしまったのです…。
そんな母のために、今回私ユウキが主導してリフォーム工事をプレゼントしてあげました!リフォーム後の様子が上記写真になります。
まずは「現地調査」が行われる
「庭・外構のリフォーム工事を考えている…」という意思表示をリフォーム工事業者へ示すと、「では、実際に現地を確認させていただけないでしょうか」と現地調査の申込依頼が来る事になります。
現地調査は外構リフォーム工事を行うに当たって、希望するリフォーム内容をヒアリングを行い、リフォームで掛かる工事金額を具体的に算出し、工事プランを作成するための大切な作業になります。
ヒアリングの実施と現地での提案
手入れいらずのメンテナンスフリーの庭にしたい
庭でバラ園をしていた時があって、とにかく草木の手入れが大変でしたと。手入れがいらずとにかく手間が掛からない庭にしたいです。
土壌を改良して水はけを良くしたい
もともと庭の土が粘土質なのもあって…
雨が降ると水溜まりがそこら中に発生し泥だらけに・・・土壌改良を行い、水はけのいい庭にリフォームしたいです。
- 人工芝を敷き、オールシーズン緑があり、かつ雑草の手入れがいらない庭へリフォーム
- 人工芝下地を造成する過程で、粘土質の表土を掘削し、砕石+山砂への入替を行う事で、水はけも改善
駐車場スペースを拡張したい
駐車スペースに縦列駐車を行うと、1台分土間から車がはみ出してしまう状態。土間部分を拡張する事でこれを改善したいとの事です。
雑草を生えないようにしたい
最後の要望は建物外周部。普段立ち入る事は少ないけど常に雑草が生え放題で、草むしりをする体力も無くなってきたため、みっともなくないように雑草が生えないように直して欲しいです。
- 既存庭土の鋤取り、撤去
- 防草シート敷き込み
- 砂利敷き仕上
プラン・図面と見積書の提示
工事内容の決定
庭・外構のリフォームに限った話では無いのですが、リフォーム業者は基本的に、劇的ビフォーアフターよろしくリフォーム後の素敵な生活をイメージさせるため、ヒアリング時点の要望では挙げなかった付帯工事をプランに盛り込んで提案を行う事が多いです。
そのため、最初に提示された見積金額を見て「ギョッ」っとしてしまう方も少なくないでしょう。
最初に提示されたプランはあくまでも叩き台、試案でしかありません。そこから工事内容を検討し、本当に必要な工事のみ厳選していく事で、理想と予算を擦り合わせていく作業が必要になると言えるでしょう。
契約の締結
契約書へのサイン、着工の手付金の支払いも完了し、いよいよ庭・外構のリフォーム工事の開始です!
庭・外構リフォーム工事着工
工事工程表の確認
契約から程なくして、リフォーム工事の工程表が手渡されました。庭・外構のリフォーム工事は全て屋外での工事になるため、天候状況によって工程の遅延も伴う事が多くはなりますが、基本的には工程表に基づき作業が進んでいく事になります。
工事着工 掘削作業開始
いよいよ工事の開始です!人工芝を敷くための下地作りと、粘土質な地盤の水はけ改善のため、庭の表土を重機掘り鋤取っていきます。
重機で掘削し、トラックへ残土(不要の土)を搬入する作業が繰り替えされました。
砕石敷き・転圧
掘削作業が完了した翌日、砕石が庭へ搬入されました。砕石は粘土と比べて一つ一つの粒径が大いため、砕石を敷く事で地面における雨水排水経路が広がり、水捌けが改善される効果があります。
砂利敷きが完了した後の様子です。
ランマーと呼ばれる転圧機器で地面を叩き慣らしていきます。人工芝を敷いた際に凸凹が目立たないようにするための処置だそうです。
砂利敷き+転圧が行われた翌日には、レンガ積み作業が行われ、花壇スペースが造成されました。
土間打設
駐車場土間スペースを拡大するために、コンクリート打設工事も行われました。コンクリートが硬化し強度が発言するまでブルーシートを被せて養生を行います。
ブルーシートが外れた後の様子です。違和感なく、駐車スペースが拡張されました!
砂利引き
外周部への砂利敷き作業も完了です。
表土を砂利の厚さ分鋤取ってから(重機を使えず手作業のため大変そうでした…)、防草シートを敷き、砂利を敷き詰めています。
ウッドデッキ組立工事
部材の納入
ウッドデッキ・フェンス・扉の部材が納入されました!
デッキやフェンスの基礎・土台となる束石です。
接続・固定のための金具…沢山ありますね!
ウッドデッキ取付工事開始
組み立て作業が開始されました!
次々とウッドフェンスの板が張られていきます。
フェンス・扉の支柱も建てられました。
ウッドフェンス・扉の取付が完了した様子です!
(ステップ部分の1枚だけ未了状態ですが…)ウッドデッキの取付が行われた後の様子。いよいよ工事も佳境です。後は人工芝を敷くのみとなります!
人工芝敷き工事
部材の納入
人工芝部材が納入されました。「タカショー 透水性リアル人工芝」という製品で、耐久性・クッション性に優れ、枯芝まで再現されたかなりリアルな造りになっている人工芝です。
人工芝の施工は、基本は杭固定で行い、重ね面が出てくる箇所は専用のボンドで接着して進めていくとの事。
人工芝敷き開始
当然、砕石の上からそのまま人工芝を敷いても踏んだ感触が凸凹になってしまうため、砕石の上から山砂を敷いて下地を作っていきます。
川砂を敷いた上から人工芝を敷く事で、よりクッション性が高く踏み心地の良い感触に仕上がるそうです。ちなみに、人工芝裏面は防草シートの役目も果たしているため、雑草も一切生えなくなります。
人工芝敷き作業が完了しました!丸で別空間のように生まれ変われましたね!この瞬間を心待ちにしていました!
庭・外構リフォーム工事完成 引渡し
冒頭でも紹介した比較写真になります。見違えた空間に生まれ変わった事がよく分かりますね!
人工芝の裏面は防草シートの役割を果たしています。人工芝表面から雑草が生えてくる事は無いため、手入れの要らないメンテナンスフリーの庭が完成です。
水捌けが悪く雨の日には水溜まりだらけだった庭土…。粘土質の庭土を撤去し、砕石+山砂に土壌改良を行う事で、水捌けの改善も行われました。もう、どれだけ土砂降りの雨が降っても水溜まりが出来なくなりました。
駐車場スペースもコンクリートを増設し、土間スペースの拡張が完了しています。既存のレンガと近い製品で縁取りを行ったため、違和感無く駐車スペースが拡張されました。
雑草が生え放題だった庭外周部も、防草シート+砂利引きを行う事で、雑草が生えないようにリフォームが完了しました。これでもう草むしりに時間を取られる事はありません。
工事知識が無くても庭・外構リフォームを成功させるコツ
大手リフォーム業者に見積依頼すれば失敗する確率は少ない、けど…
庭・外構のリフォーム工事は現場ごとに工事条件が違うため、ゼロから設計することができる新築工事より難しいと言われています。そのため知識・技術、経験が豊富な業者でないと、工事トラブルが発生してしまう可能性が高くなります。
知識・技術、経験が豊富な外構リフォーム業者を探す最も簡単な方法は、大手リフォーム業者に工事を依頼することです。大手リフォーム業者は年間に手掛ける工事数も中小の業者とは比較になりません。それだけ経験してきた工事現場の数も多く、困難な工事も数多くこなしてきた「実績」があります。
そういった環境で揉まれた経験値が高い工事担当者は、以下のような能力が自然と身に付いています。
- 最先端の工事手法・ノウハウがあり他の業者には無い「独自の提案」ができる
- 必要な工事を的確に判断できるため「高精度の工事見積書」を作成できる
- 専門業者や優秀な職人を数多く抱えているため「幅広い工事能力」がある
大手リフォーム業者が長く業界に生き残っているのは、「優秀である」という唯一無二の理由があります。どんな内容のリフォーム依頼であっても、大きなトラブル無く成功へと導くだけの能力があるのです。
大手リフォーム業者の場合「高額な工事費用」がネックになる
ただし、大手リフォーム業者に工事を依頼する場合、トラブルや失敗の可能性を限りなく低く出来るかわりに、「高額な工事費用」がネックになってきます。
ある工事を中小リフォーム業者に頼む場合と比較して、大手リフォーム業者に同じ工事を依頼すると20~30%程度は費用が高くなると言われています。
大手リフォーム業者は、長年の会社運営の中で培った確かな知識・技術・経験を持っていて、それを「ブランド(知名度)」という形に替えて営業活動を行っています。
中小リフォーム業者にも優秀な業者は沢山あるのは確かだけど…
安くリフォーム工事を行うための方法は…
予算的な事情や、親戚や知り合いとの付き合い等の事情で、「中小リフォーム業者」に工事の依頼を考えている場合、注意が必要です。
たしかに、聞き馴染みの無いような中小リフォーム業者の中にも、大手リフォーム業者と同じくらい知識・技術・経験のある優秀な業者が沢山あるのも事実です。
大手リフォーム業者と比較すると、同じ工事を行った場合、中小リフォーム業者の方が工事金額が20~30%程度割安になるため、安い費用でリフォームを考えている人にとっては中小リフォーム業者の安価なリフォーム費用は非常に魅力的と言えるでしょう。
しかし、中小リフォーム業者の場合、「優秀業者」と「悪質な業者」の差が激しいため、工事でトラブルや失敗を避けるためにはリフォームを依頼する側の「業者の質を見抜く目」が非常に大切になってきます。
中小リフォーム業者の場合「悪質な業者」も多数存在する
リフォーム工事は「工事金額が500万円以下の工事の場合、国への届出や許可・申請等を行う必要がない」ということはご存知でしたでしょうか。
そして、一般的にリフォーム工事においては、増改築が関係するような大規模な工事でない限り、500万円を越えるような工事は滅多にありません。
つまり庭・外構を含むリフォーム業は、「土木施工管理技士・造園施工管理技士等の国家資格保有者がいない業者」や「経験や実績に乏しい業者」であっても工事を請け負うことができる、参入障壁が低い業界なのです。
前述したように、中小リフォーム業者の中にも大手リフォーム業者と同じくらい優秀な業者もありますが、知識や技術、経験に乏しい安心してリフォームを任せられないような悪質な業者も多数存在しているのが現実です。
複数業者を比較して情報収集を行う事がリフォーム成功の秘訣
「目を養う」と言っても、庭・外構の工事など関わった事も無く、「リフォームや外構工事の知識なんて全くないし、何をどうしたらいいかわからない…」という方がほとんどでしょう。
しかし、誰でも簡単に、確実に「優秀な外構リフォーム業者」を探す方法があります。それは、「複数の業者に工事のプラン・見積を取り、提案内容を比較する」という方法です。
そして、比較を行う1社には必ず大手リフォーム業者を入れて下さい。前述したように、大手リフォーム業者の「提案力」「高精度の工事見積」がリフォーム業者選びの判断基準・指針になるからです。
庭・外構のリフォーム比較見積で一番オススメできるサービスが、タウンライフ外構リフォームというサービスです。
依頼主の居住地域やリフォーム希望箇所・予算に合わせて「業者の紹介」をしてくれる、というのが具体的なサービスの概要です。初回の現場調査依頼とプラン・見積作成までは無料なので、比較検討のために利用するためには絶好のサービスと言えるでしょう。
「住友林業の新築そっくりさん」、「住友林業のリフォーム」等、誰もが一度は見聞きしたことがある大手リフォーム業者から無料で工事見積と外構リフォームプランを作成してもらうことができます。
実は、私が今回の庭リフォーム工事を委託したのも、会社名は明かせませんがタウンライフ外構リフォームと提携している「大手リフォーム業者」です。工事金額は決して安くは無いかもも知れませんが、大手リフォーム業者なら確実にそれなりの提案・プランは提示してくれます。
加えて、タウンライフ外構リフォームでは業者登録に以下のような厳正な審査基準をクリアする必要があるため、地域のリフォーム業者であったとしても、知識・技術・経験が揃った優良なリフォーム業者が数多く登録されています。
- 建設業許可または建築士事務所登録の取得
- 賠償責任保険の年間加入
- 法人として2年以上の活動実績
また、タウンライフ外構リフォームでは見積依頼時に敷地図面や庭の写真の添付もできるため、はじめから自宅の状況や詳細な工事条件を知らせて複数のリフォーム業者に見積やプランの作成を依頼が可能です。
大手リフォーム業者、中小リフォーム業者それぞれの工事費用やプラン作成の特徴や提案力をハッキリと比較することができるため、庭・外構のリフォーム業者を選ぶ上での判断基準や情報収集を行うために最適なサービスと言えるでしょう。
もし、地元の業者や知人が勤めているリフォーム業者で工事依頼を考えている会社があったとしても、工事内容や工事費用を適正なものか判断するため、別ルートから仕入れた「見積・プラン」を比較材料として用意するのは決して悪くない手段だと思います。