こんにちは、ユウキ(@yuki_housebuild)です!前日までの作業で、外壁の取付・シーリング工事が完了しました。
雨樋(軒樋・竪樋)の重要性
工事詳細を見ていく前に、簡単に雨樋の役割について解説させて頂きます。
雨樋とは軒先や外壁に取り付けられる、雨水排水用の部材の事を言いますが、実は、建物を保護する上で重要な役割を果たしている事はご存知でしたでしょうか?
屋根で受けた雨水は、雨樋が無ければ2階建の一般的な住宅の場合、5m近くの高さから落下する事になります。
高所から落下した雨水は、地面に落下した衝撃で跳ねかえり、外壁を濡らし叩きつける事になります。
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雨樋(軒樋・竪樋)の取付工事
雨樋の重要性についてご理解頂いたところで、工事の前後写真を見ていきましょう!軒先の鼻隠し部分に軒樋、軒樋で受けた水を地上に流すために竪樋をそれぞれ設置していきます。
各箇所の工事進捗状況
軒先
軒先に設置された軒樋の様子です。
軒樋の内側集水部はこのようになっています。
竪樋が外壁に固定され、地面まで伸びている様子が分かります。
バルコニー周辺
バルコニー側の軒樋の様子です。
竪樋はこのように接続されています。
バルコニー床からの排水口の様子になります。
軒樋から落ちてきた竪樋とジョイントし、地上へ落とす構造になっています。
ダークグレーの丸い部材はオーバーフロー管と呼ばれるものです。もし、バルコニーの排水が詰まり、バルコニー内に水が溜まってしまった場合、雨水が室内に立ち昇らないために設ける緊急の排水口の役割を持っています。
外壁周辺の複数角度から
庇(ひさし)周辺
庇部分にも、しっかりと軒樋・竪樋が取り付けられています。
このようにビス止めして軒樋を固定しています。
基礎・地面部分の雨樋の様子
軒樋から受けた水を地面に流す竪樋ですが…
現段階では、このように地面に直接落ちてしまう状態になっています。が、当然このままでは地面に直接雨水が叩きつけられ、雨樋の役割を完全に果たす事が出来ないため、基礎工事時に引き込んでいた排水管と接続する工事を行います。
雨樋の取付工事が完了
雨樋(軒樋・竪樋)の取付工事が完了しました、それに伴い屋根・外壁工事も全工程が無事完了となります!