皆さんのご家庭には「火災警報器」は設置されていますか?
え?そんなハイカラな設備付いていない?
「それ、マジで危ないですよ!火災が起きても気付かずに逃げ遅れて死んじゃいますよ!」
私も以前までは、「火災警報器は、消防署に依頼した上で色々な工事が必要な、お金が掛かる高級な設備」だと思っていました。
しかしそれは大きな勘違いでした。3年前にリフォーム会社へ転職し「火災警報器」の設置を自分で行うようになって解った事があります。
それは、「『火災警報器』はドライバー一本で簡単に取り付け出来て、メーカーの製品でも2,000円代で購入できてしまうという、大変リーズナブルな代物だった」という事です!
火災警報器の種類と選び方
火災警報器には「煙式火災警報器」と「熱式火災警報器」の2種類があります。
書いて字の通り、
「煙式火災警報器」は火災によって発生する「煙」を感知し警報音を鳴らします。
「熱式火災警報器」は立ち昇る「炎の熱」を感知し警報音を鳴らします。
火災では、炎より先に煙が立ち昇るので、基本は「煙式火災警報器」を設置するのがセオリーです。
ただ、台所の場合は調理による湯気や煙による火災警報器の誤作動を避けるため、「熱式火災警報器」を設置しましょう。
例えば4LDKの住宅の場合、リビングに1個「煙式火災警報器」、台所に1個「熱式火災警報器」、後は各部屋それぞれ1個ずつ「煙式火災警報器」、全部で6個の火災警報器を準備すればOKですね。
火災警報器の取り付け方
取付方法は、祖母が所有する1Kのアパートに設置した際の画像を使用しながら解説します。
「熱式火災警報器」式、これは台所用です。
「煙式火災警報器」、これは洋室用ですね。
が、そのまま取り付けても動作しないので、貼り付けてあるシールの通り、ボタンを1秒間長押ししましょう。
それでは取り付けに入りましょう。まずは裏側にひっくり返して取付用のブラケットを外します。
火災警報器本体・電池の寿命は「10年間」です。いつ取り付けたか忘れないよう、使用開始年月日を必ず記入しておきましょう。
取付場所は壁なら天井から15cm~50cmの範囲、天井なら壁から60cm以上離した距離に設置しましょう。
今回は、台所~洋室間仕切り戸の壁部分に設置する事に。説明書の指示通りに付けていればどこに設置してもいいんですが、煙式の場合はTV周り等、配線が集中しやすく火災の発生が予想される場所の近くに設置するのがより効果的だと思います。
取付場所が決まったら、あとはブラケットを付属のビス2本で上下を固定するだけです。左右の穴は火災警報器本体の固定用なので、ビス止めで使用しないよう注意!インパクトドライバーがあればより作業は簡単ですが、プラスドライバー一本だけでも取り付けは可能です。
右にカチっとハマるまで回転させれば火災警報器の取付完了です!
台所側には、「熱式火災警報器」も同じ方法で設置しました!
「火災警報器」が見守ってくれている安心感は半端じゃない!自宅に設置されていない場合、絶対各部屋に取り付けておく事をオススメします
以上、「火災警報器」の設置方法の解説でした!
ドライバー一本さえあれば、付属のビス2本で取り付けできるので、どんなに不器用な人でもDIYで簡単に設置できますよ!
地震等の自然災害や建物老朽化の影響で、思わぬところから住宅火災が頻発する昨今です。
「火災警報器」が設置されていれば、早期に火事を発見し被害を最小限に喰い止められますし、不在時に火災が起こっても近所の人が気付いてくれる可能性も高まります。
「寝ている間に火事が起きたらどうしよう」とか気になりだしたら眠れなくなるような神経質なタイプの人にもオススメです笑 私もそうだったんですが、「火災警報器」が見守ってくれている安心感は半端じゃないですよ!
自宅の各部屋に設置されていないのなら、絶対取り付けておく事をオススメします。