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どんな家でもできる!インターホンを「モニター付きドアホン」へ交換する方法

2016年4月24日

”インターホン交換”と聞くと、「難しい工事が必要で電気屋さんでしか交換できないのでは…」と考える方も多いかも知れません。

ですが、条件さえ整っていれば、専門知識が無くても、日曜大工に慣れていない方でも、手順を追っていくだけで簡単にモニター付きのTVドアホンに交換することが可能です。

この記事では、テレビドアホンの交換方法からオススメ機種の選び方まで詳しく解説しています。ぜひ、ご自分でモニター付きテレビドアホンへの交換にチャレンジしてみましょう!

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ドアホンを簡単に交換するための条件

2つの条件を満たしていれば、インターホンからモニター付きテレビドアホンへの交換は簡単!

インターホンからテレビドアホンへ簡単に付け替えるためには、既存のインターホンが以下の2つの条件で取り付けられている必要があります。

 かんたんにTVドアホンに交換するための2つの条件
  1. 電源をコンセントから給電をしている
  2. チャイム用コードが配線されている

以下、画像を交えて詳しく解説していきます。

 

コンセントから給電されている


上記画像のように既存のインターホンがコンセントから電源を取っている場合、電気工事士資格等をもっていなくてもかんたんにインターホンの交換を行うことが可能です。

また、電源が無く電池で駆動するタイプのインターホンもありますが、その場合もドアホン周辺にコンセントが設置されていれば、延長コード等を使用してコードを延ばすことでかんたんに交換可能です。

 

チャイム用コードが配線されている

 チャイムコードとは?

インターホンやテレビドアホンで使用される、微弱電流を流すことで映像や通話音声を出力するためのコードのこと。ごくわずかな電流しか流れていないため、触れたとしても感電や火災の恐れはない

①の条件に加え、既存のインターホンの裏側にチャイムコードが配線されていることが、かんたんに交換するための条件になります。ほとんどの場合、インターホンの裏側にはチャイム用コードが配線されていますが、念のため確認しておきましょう。

 

電源コードが直接接続されている場合、無資格では交換不可

上の画像のように、チャイムコードとは別に、インターホンの電源を給電するためのVVFケーブル(100Vの電気が通っている白・黒のケーブル)で直接接続されているタイプを交換するには電気工事士資格が必要になります。

配線方法を間違うと感電や火災の恐れがあるため無資格者の場合は自分で交換をすることが出来ないので注意が必要です。

 

ボタン式チャイムが設置されている場合、ワイヤレスTVドアホンがおすすめ


玄関側ボタン

室内側呼び出しチャイム

上の写真のようなボタン式ピンポンチャイムが設置されている場合、モニター付きTVドアホンの設置はワイヤレスタイプがおすすめです。

下記記事にて設置方法を別途解説しておりますので、ご確認下さい。



取付に必要な材料と道具

テレビドアホン本体

交換用テレビドアホンとして一番オススメできるのがPanasonic VL-SE30KLです。

訪問者の録画、夜間視認要のLEDライト等の人気機能を搭載していることは勿論、前機種より薄型化・省電力化のマイナーチェンジが加わって1万円代前半とリーズナブルな価格で購入可能な非常にコストパフォーマンスの高い製品です。

 

プラスドライバー

基本的にインターホン交換の作業はプラスドライバー1本があれば十分可能です。家庭用のドライバーで構いませんので、一本準備しておきましょう。

 

【Step1】 玄関側室外カメラの取付

インターホン交換の手順①は玄関室外側カメラの交換からスタートです。「既存の玄関子機の取り外し」「玄関側室外カメラの取り付け」という流れで作業を進めていきます。

 

既存玄関子機の取り外し

固定ネジを緩めて本体を外す


まずは既存の子機の取り外しから。プラスドライバーで固定ネジを緩めればかんたんに取り外せます。

 

チャイム用コードを取り外す


本体を裏返すと、室内側のインターホンと繋がっているチャイムコードが接続されているます。これもプラスドライバーでネジを緩めればかんたんに取り外すことができます。

 

子機固定用の台座を取り外す


続いて子機固定用の台座を取り外します。プラスドライバーを当ててビスを2本取り外せばOKです。

 


残ったのはチャイムコードだけになりました。これで既存玄関子機の取り外しが完了です。(※チャイムコードは電源に接続されていても微弱電流しか流れないため、手で触れても感電する事は無いのでご安心ください)

 

玄関側室外カメラの取り付け

新しい子機取り付け用台座の取り付け


次にカメラ付き玄関子機の取付を行います。開封した状態だと玄関子機本体と固定用台座がネジでつながっているため、最初に玄関子機の下部カバーを爪などで押し上げて外しましょう。

 


下部カバーを外すと、玄関子機と固定用台座をつなげているネジが現れます。プラスドライバーで緩めて本体と固定用台座を分離しましょう。

 


続けて、玄関子機から外した固定用台座を外壁に取り付けます。通常、新しい固定用台座のビス穴位置は既存のビス穴位置と一致します。付属のビスを使ってプラスドライバーで新しい固定用台座を外壁に固定しましょう。
※ネジ穴の位置が合わない場合、ドリルビス等で外壁の新しい位置に固定用台座をビス固定する必要になる場合があります。

 

チャイム用コードの接続


続いて、新しいカメラ付き玄関子機にチャイムコードを接続します。1・2と書いてある場所にそれぞれ1本ずつチャイムコードを差し込みます。

 


固定ネジを緩めると金具の台座が下がって隙間ができます。そこにコードを差し込んで、再度固定ネジを締めて固定することができます。

 


引っ張っても抜けないように、しっかりネジを締めて固定しましょう。

 

カメラ付き玄関子機の固定


最後に、カメラ付玄関子機を台座にセットし、再び下部をネジで固定すれば…

 


カメラ付玄関子機の取付は完了です!続いて室内側モニターの作業へ移ります。



【Step2】 室内側モニターの取付


インターホン交換の手順②は室内側モニターの取り付けです。「既存のインターホンの取り外し」「室内側モニターの取付」という流れで作業を進めていきます。

 

既存インターホンの取り外し

インターホンを持ち上げて外す


既存のインターホンは上に持ち上げれば外す事が出来ます。ほとんどの機種・メーカーは持ち上げるだけで取り外し可能です。

 

チャイム用コードを取り外す


インターホンに接続されているチャイムコードを外します。玄関側子機の時と同様に、プラスドライバーでネジを緩めれば簡単に外す事が出来ます。

 

インターホン固定金具を取り外す


チャイムコードが外れたら、今度はインターホンの固定金具を外します。上下2本のネジを緩めれば取り外しできます。

 

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ボード用金具

インターホンの固定金具は上画像のようなボード用金具で挟み込むような形で固定されている場合があります。

固定金具のネジを外した際にボード用金具が壁裏に落ちてしまうことがあるため、取り外しの際は金具を手で支えながら落ちないように慎重に作業しましょう。

万が一落下させてしまった場合、壁裏からの取り出しは困難なので、新しく購入しましょう。(ホームセンターやAmazonでも購入可能です。)

 

室内側モニターの取り付け

モニター固定金具の取り付け


古い取付金具が付いていたのと同じような形で、新しいモニター固定金具とボード用金具の間にネジを通して壁に固定します。

 

チャイム用コード取り付け箇所の確認


続いて、モニターにチャイムコードを取付ます。テレビドアホンのモニターを裏替えしましょう。

 


玄関・子機1と記載がある部分の隣にチャイムコードを差し込みます。

 

チャイム用コードの接続


抜け落ちないようにしっかり奥まで差し込みましょう。

 

チャイムコードは細かい銅線が束になって出来ている(より線)ので、手で先端をねじって差し込みやすいように形を整えると差し込みがスムーズになります。

 

室内モニターの取り付け


接続が完了したら、取付金具にモニターをセット!これでドアホン取付の全工程は完了します。

 


電源コードをコンセントに差し込めば画面が映ります。問題は外の風景がモニターに映るかどうか。室外か室内、どちらかのチャイムコードの接続が甘いと、映像が映らなかったり音が聞こえなかったりします。

 


「モニター」ボタンを押すと・・・外の風景が映し出されました!

モニターから外の音も聞こえて来て、玄関側の子機のスイッチを押せば「ピンポーン」と音が鳴ってモニターも映る。無事取付完了ですね!

 

テレビモニター付きドアホンに交換完了!

室外・室内共に、インターホンの設備が変わるだけで、現代風な印象になりますね!

録画機能があるモニター付きテレビドアホンは、不在時でも「何時何分にどんな人が来客したか」という事が一目で解る大変優れた代物です。物騒なこのご時世、住宅の古い、新しい関係無しに必携の設備だと言えるでしょう。

既存のインターホンとの付け替えなら、必要な材料・工具も少なく取付できるので、DIYでの取付にチャレンジしてみてはいかかでしょうか!

 

テレビドアホンの選び方

通販サイト以外の情報も確認しよう

この記事で解説したように、自分でテレビドアホンを交換する場合、自ら製品を選んで購入する必要があります。その際に注意をする必要があるのが、製品ごとの機能や性能の確認です。

テレビドアホンは毎年沢山の新製品が発売されていますが、Amazon等の製品レビューでは、何年も前に発売された最新型より性能の劣る旧機種に高評価が沢山付いていたり、静止画一枚しか録画出来ない機種(Panasonic VL-SV26KL等)がドアホン販売台数ランキング上位に掲載されています。

ショップの評価はドアホンの販売台数等にも大きく左右されますが、その条件の場合、VL-SV26KLのような価格重視の言ってしまえばアパートや集合住宅向けの製品が上位にランクインしやすくなってしまいます。「低価格」や「ベストセラー」という部分だけを見て製品を選んでしまうと、実際に使用してみて機能性で不満を抱いてしまう可能性があります。

 

オススメ製品は VL-SE30KL この記事でも使用したコスパNo.1機種!

テレビドアホンの一番のオススメ機種は本記事の交換方法解説で使用したPanasonic VL-SE30KLです。この製品はVL-SV36KL(2012年に発売された新築やリフォームで絶大な人気があった機種)の後継機種になります。VL-SE30KL最大の特徴は「コストパフォーマンスの良さ」です。

訪問者の録画、夜間視認要のLEDライト等の人気機能は勿論、前機種より薄型化・省電力化のマイナーチェンジが加わって1万円代前半とリーズナブルな価格で購入可能な非常にコストパフォーマンスの高い製品です。

 

Panasonic VL-SV38KLの搭載機能

録画機能(コマ送り)


VL-SV38KLでは録画機能として8枚連続静止画録画機能が搭載されています。8枚の静止画をコマ送りにして再生することで動画のように訪問者の姿や行動を確認することができます。録画件数は50件までとなり、完全な動画としてのの記録は不可になります。(動画の記録を行いたい場合はVL-SV39KL等の機種を選びましょう。)

 

LEDライト


LEDライトを搭載しているため夜間でもはっきり訪問者の顔や行動を記録することができます。

2019年9月現在、10,000~12,000円程度の他製品と比較してかなり安い価格で購入することが可能で、LEDライトや8枚連続録画を50件の記録可能という、テレビドアホンとしては最低限必要不可欠な機能を搭載しています。

Panasonic製テレビドアホンの最安機種はVL-SV26KLですが、VL-SV26KLの場合、録画機能が「一度の訪問者につき静止画1枚のみ」しか記録することができません。

他にもハイスペックな製品はありますが、値段が1万円台後半以上と割高になってしまうため、テレビドアホンとして必要な機能だけあれば良いという方は、VL-SV38KLを選んでおけばまず間違いは無いと言えるでしょう。

 

最新テレビドアホン機種 性能比較表

他にも、以下に近年発売された最新ドアホン機種の中からオススメできる製品の機能・性能を比較した表を掲載しますので、ドアホンの製品選びにぜひご活用ください。

品名録画方式広角モニタ増設モニタ
VL-SWD303KL


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動画録画
VL-SV38KL


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コマ送り--
VL-SV39KL


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動画録画-
VL-SV26KL


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静止画--
※以下の記事でもっと詳しく紹介しています

 

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