【リフォームの基礎知識】

リフォーム前には荷物整理、不用品の処分を必ず行おう

2017年7月14日

リフォーム前に、荷物の整理や不用品を処分したほうがいいという話を聞いたことがありますか?

リフォーム工事を行う時には、人や材料の移動ルートや材料や工具を置くスペースが必要になるため、家財の移動をしなくてはいけません。荷物の移動は業者に任せると費用が上乗せされますから、自分で行いたいところです。

しかし、移動は工事が行われる前にやらなければいけないため、生活スペースが圧迫されることになります。そこで、荷物の整理、不用品の処分が必要になるのです!

この記事では、リフォームを行う前に荷物整理や不用品の処分を行う理由、それらが自分では難しい場合の解決策をご紹介します。

この記事でわかること

 リフォームを行う前に荷物整理、不用品の処分が必要な理由
 荷物処分や荷物整理が自分では難しい場合の解決策

 

リフォーム前に荷物整理、不用品の処分が必要な理由

リフォーム工事中は、工事現場に複数の業者や工事に使用される材料や機械・工具が入れ替わり出入りすることになります。

特に工事を担当する職人は、専用の機械・工具や材料を現場に設置する必要があるため、ある程度のスペースを確保する必要があります。

しかし、リフォーム工事の現場となるのは他でもない、あなたが今住んでいる自宅です。
家具や大型家電など、家財が工事の邪魔になる場合も多く、移動させる必要があります。

これは、室内で行われる全てのリフォームについて言えることで、床のリフォーム、キッチンやトイレ、浴室のリフォームなど一見、家財が置いて無さそうな場所のリフォームであっても、材料を置く場所や移動ルートを確保するために別の部屋などの家財の移動は必要になります。

見積もりを見てみると、「家具移動費」や「養生費(汚れや傷が付かないように保護すること)」などの項目があり、家財が多ければ多いほど費用が加算されていきます。

できるだけ費用を安く抑えたいのであれば、荷物の整理や不用品の処分は必要不可欠です。
せっかく自宅をきれいにリフォームするわけですから、「断捨離」に挑戦するいい機会と捉え、前向きに整理・処分していきましょう!

荷物整理、不用品処分の方法

荷物の整理や不用品を処分する際に気をつけなければいけないのは、その方法です。

ゴミ袋に入るものなら家庭ゴミとして袋詰めして出せばいいのですが、古い住宅の場合、昔からあった大型の家具や家電を処分することも多いはず。
これはさすがにゴミ袋には入りませんから処分方法を考えなくてはいけません。

また、解体を伴うようなものの場合、個人で処分することが難しいという問題も挙げられます。これらの問題について以下で対策を紹介します。

 

行政サービスを依頼する

まず第一の対策は、行政サービスを利用するという方法です。各自治体で不用品回収サービスを行っており、それに申し込むことで荷物の整理を行います。

メリットは何と言っても価格です。各自治体によって価格は変わりますが、どの自治体でも業者に委託するよりは安く処分してもらえます。

逆にデメリットは、処分の申し込みが面倒なところと、処分品を自宅の外まで自分で運び出さなくてはいけないという点です。大型の家具になると運び出しには非常に苦労するため、注意する必要があります。

また、不用品の処分がいつまでに終わり、リフォームはいつから開始できるのかなど、リフォーム業者との日程調整を自分で行わなくてはいけないのも、少し大変です。

 

不用品回収業者を依頼する

第二の対策は、不用品回収業者に依頼するという方法です。民間業者でも不用品回収サービスを行っているところは多いため、こちらを利用して荷物の整理を行うことも出来ます。

大きなメリットは、見積もりから処分まで全て代行してくれるという点です。荷物の運び出しは、家具が大きくなればなるほど大変なので、それも代行してくれるのは非常に助かるところ。

ただし、行政のサービスと比べると処分費用が高いというデメリットもあります。
またこちらも行政のときと同じように、不用品の処分がいつまでに終わり、リフォームはいつから開始できるのかなど、リフォーム業者との日程調整を自分で行わなくてはいけないというデメリットがあります。

 

リフォーム業者を経由して処分を依頼する

一番手っ取り早い方法は、リフォーム業者を経由して処分を依頼するという方法です。

不用品の処分も含めてリフォームの日程を組んでくれるので、日程調整の手間が省ける上、荷物の運び出しなどの心配もありません。

ただし、リフォーム業者が手続きなども代行するため代行料金が費用に上乗せされます。
結果としてどの対策よりも費用が高いというデメリットがあります。忙しいという方にはオススメですが、それ以外の方は行政か民間業者を利用したほうが良さそうです。

 

不用品処分方法のメリット・デメリットまとめ

チェックポイント!

作業スペースを確保し、リフォーム工事をスムーズに行うためにも荷物整理と不用品の処分は必要不可欠
リフォーム後、キレイでスッキリとした空間で住むためにも、「断捨離」を行う
自分での処分が難しい大型の家具・家電は行政や各業者を頼ることになる。それぞれのメリット・デメリットを把握して処分を依頼しよう

リフォーム工事の工事現場は自宅なので、リフォーム工事をスムーズに行うためには作業スペースを作る必要があり、そのためにも荷物整理や不用品の処分は必要不可欠です。

リフォーム業者との打ち合わせなどで忙しいとは思いますが、リフォーム後にすっきりした空間で生活するためにも、せっかくなのでいろいろ「断捨離」してしまいましょう!

小さなゴミなら家庭ゴミに出してしまえますが、大型の家具や家電になるとそうもいきません。
行政の不用品回収サービスや民間の不用品回収業者に依頼するなどで上手に処分していきましょう。手続きを行う時間や手間がもったいないのなら、リフォーム業者に依頼してしまうのもいいかもしれません。

それぞれにメリットやデメリットがあるので、しっかりと把握してから処分を依頼しましょう。
家具の移動や養生には費用がかかります。断捨離気分で不用品を処分してしまうだけで意外に費用節約になるので、挑戦してみてはいかがでしょうか!



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