の記事の続き、「LIXIL(リクシル) INAX アメージュZ シャワートイレ一体型」取付作業記録です。
古いフランジの撤去が終わって、いよいよ便器取付作業に入ります。このタイミングで、床に新しいクッションフロアを貼りました。排水管が隠れてしまっていますが、排水管部分はカットして作業していますよ!
給水管の交換
取付作業の始めは給水管の交換から。便器を設置してからこの作業をすると、スペースが狭くなって捗らないので、便器設置前に行いましょう。
確実に水抜されている事を確認してから(水抜されていないと、給水管から水が噴き出して大惨事になりますよ!)
プライヤーで給水管をガッチリ掴んで左に回します。
ここで、新しい給水管の登場。最新のトイレ用の給水管はずいぶんとコンパクトです。
水漏れの原因になるので、必ずねじ込み部にシールテープを3~4週巻き付けます。
止水栓を締めて、水抜を解除してみましょう。これで各部から水が噴き出したりにじんだりしなければ取付は成功です!
フランジの固定
次に、新しいフランジを排水管に接続していきます。元々の排水管の口径がフランジの径と合わない場合、フランジにアダプターを接続します。アダプタのセットである「CF-200S(画像のジョイントが全部セットになっている)」は2千円前後で購入できるので、いざ取付ようとした時に「合わない!」と慌てないように、便器と一緒に購入して置く事をオススメします。
今回の場合、VU75管用のアダプタを使用。排水管の隙間から臭気や水漏れが発生しない様に、塩化ビニール用接着剤を塗りたくります。
排水管にフランジを接続したら、アジャスター固定用のボルトを差し込んで、ビス固定すればフランジの取付は完了です!
アジャスターの取付
続いて、フランジとアジャスターの接続作業です。「リフォーム用トイレ(リトイレ・リモデル)の選び方編」の記事で書いたように、壁から排水芯の距離を測って、アジャスターをカットする必要があります。
フランジに、排水芯の中央の位置が△マークで記載されているので、メジャーで壁からの距離を測定。今回の場合、255mmですね
後でアジャスターを重ねる時に、左右の中心位置が一目で解る様に、マジックペンで記しを付けておきます。
付属品に定規があるので、先ほど測定した「255mm」の部分に印を付けて
アジャスターをカット後を想定して並べてみました。大体この位置で便器を設置する事になるんですね!これなら、便器とタンクが壁にもぶつからなそうだし、適切な距離で設置できそう。
ラインを引いた位置で、のこぎりを使って切断完了
フランジの接続時と同じく、塩化ビニール用接着剤を塗りたくって
最後に、フランジにアジャスターを重ねて固定するのですが、ガスケットというパッキンを間に噛ませます。
アジャスターの△マークと、先ほど引いた中央のラインを合わせて、付属の六角ナットで固定すれば、アジャスターの取付も完了です!
便器の固定
次に、便器を前方で固定するための部材を取り付けます。付属の型紙をアジャスターに被せるように設置します。
ここまで来て、ようやく便器の取付です。固定用部材とアジャスターの上に便器を被せるように設置して、後方2箇所をビス固定します。
最後に、前方の固定用部材めがけてビス止めすれば、完全に便器を固定出来ます!
タンク・便座の取付と給水ホースの接続
取付完了まであともう少し!タンク、便座の取付は、便器の各差し込み部に便座を挿入し、固定用のナットで締め付けるだけなのでとても簡単。
給水ホースの取付も、接続部に差し込んで専用のクリップで留めるだけ!これで、便器交換の全作業は終了です!
便器交換の全行程が完了!通水と排水の確認を行う!
どきどきの通水・排水テストです。床からも、タンク周りからも漏水が見られないので、無事取付完了です!
今回、初めてDIYで便器の交換にチャレンジしたのですが、無事成功できてよかったです。
一番手こずったと言うか、神経を使ったのはやはり、既存フランジ撤去ですね。この作業さえ乗り越えてしまえば、後は取って付けるだけの作業なので、日曜大工に慣れていれば苦戦する事は無いと思います。
余談ですが、古い便器+タンクは仙台市(私の地元)に電話して、指定業者で廃棄を頼んで1800円で処分して貰いました。意外と安かったです笑
何らかの事情でご自身での便器交換を考えている方がいましたら、この作業記録を参考にしてみてくださいね!