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はじめての電動ドライバーの選び方!扱いやすく一台目にオススメの製品「BOSCH-IXO5」を徹底レビュー!

2017年5月31日

 

 日曜大工やDIYに興味があって電動ドライバーを購入したいけど、沢山ありすぎてどの製品を購入したらいいかわからない!

 

初めての電動工具選びで、こんな風にお悩みの方は多いのでは無いでしょうか。

 

この記事ではそんな方のために、リフォーム屋に勤務していて、住宅改修の現場で働く私が、電動ドライバーの正しい知識と選び方について伝授しちゃいますよ!

 

電動ドライバーは「インパクトドライバー」と「ドリルドライバー」の2種類がある

 

まず初めに、一口に「電動ドライバー」と言っても、2つの種類がある事をご存知でしたでしょうか。
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「ドリルドライバー」と、

 

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「インパクトドライバー」

 

見た目や形状が非常に似通っている2つの電動ドライバーですが、持っている性質は異なります。それぞれの機能と特徴を比較していきましょう。

 

ドリルドライバーの機能と特徴

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ドリルドライバーはモーターによる「回転の力」を利用して、木材や鉄鋼等の対象物に穴開けやネジの締め付けを行う工具です。

 

主たる特徴として、ほとんどのドリルドライバーには、回転の力を制御するためのトルク調整機能が搭載されています

 

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ダイヤル式のクラッチを操作する事で、ドリルドライバーに伝わるトルク(モーターの駆動力)を1(弱)〜20(強)程度の範囲で調整する事が出来ます。

 

 

 

試しに「トルク1」、つまりドリルドライバーに伝わるトルクが一番弱い状態で木材にネジを打ち込んでみました。モーターに掛かる力が一定以上になるとクラッチが滑り、動力が伝わらなくなります。(「ギーー」という音はクラッチが滑っている音です。)

 

 

 

今度は最大トルク。木材にネジがめり込むほどの力で、ネジを打ち込む事が出来ます。

 

 

 

この木材に対する適正トルクに調整しての締め付け。このように、緩すぎず・締め付け過ぎずといった具合に、状況に応じてトルクを調整可能なのが、ドリルドライバーの特徴の一つです。(インパクトドライバーにはトルク調整機能はありません。)

 

ですが、一つ覚えていて欲しいのは、ドリルドライバーは上の動画のようにネジの締め付けを行う事も出来ますが、本来は先端にドリルビットを装着して木材や鉄鋼等の対象物に穴開けをするための工具だという事です。

 

ドリルドライバーの最大トルク(ねじる力)が30N・m程度に対して、インパクトドライバーの場合「回転の力」+「回転方向への打撃」で最大140N・m程度のトルクを発揮できます。ですから、ドリルドライバーは締め付けの性能で言えばインパクトドライバーには到底敵わないのです。(※最大トルクは14.4vの電動ドライバーを使用した場合の数値)

 

ただし、木材や鉄鋼等に穴開けを行う際は、「回転」が重要であり、インパクトドライバーで用いられる「衝撃」を穴開けに用いると、材料やドリルビットの破損に繋がりやすいです。

 

よって、対象物への穴開けに限ってはドリルドライバーが最適、という事になります。

 

ドリルドライバーは「回転特化の工具」なので、太い穴径のドリルでもスルスルと穴開けをする事が可能です。

 

逆に、ドリルドライバーを用いて、硬質な材料に向けて常にフルパワーでネジを打ち込み続けるような使い方をすると、バッテリーの消耗も激しくなり、最悪内部のモーターが熱暴走を起こし故障にも繋がりかねません。ネジ締めを多用するシュチュエーションでは、以下に解説する「インパクトドライバー」を使用しましょう。

 

インパクトドライバーの機能と特徴

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ドリルドライバーは最大トルク(ねじる力)が30N・m程度しか無いのに対して、インパクトドライバーの場合「回転の力」+「内部ハンマー機構による回転方向への打撃(インパクト)」で最大140N・m程度と、圧倒的な締付パワーを生み出せます。手締めでは硬くて回っていかないようなネジでも、インパクトドライバーを使用すればスルスルッと打ち込む事が出来ます。(※最大トルクは14.4vの電動ドライバーを使用した場合の数値)

 

負荷が小さいうちはドリルドライバーと同様、「回転の力」のみで締め付けを行いますが、ビットの負荷が一定値を越えると、インパクトドライバーに内臓されているハンマー機構が回転方向に叩くような衝撃を生み出し、大きな力を加えながらネジを締め付けます。(動画の「ガガガガ」という音がそれです)動力が回転だけしか無いドリルドライバーと比較すると、ネジを打ち込むスピードが圧倒的に速いため、作業時間も短縮も図れます。

 

 

ただ、締付時に伝わるパワーと衝撃がドリルドライバーとは比較にならないほど強いため…

 

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ネジ穴が潰れてしまったり、材料が割れてしまったり、というトラブルも起こりやすいです。

 

パワフルで「ネジの打ち込みには持ってこい」のインパクトドライバーですが、ドリルドライバーのようにトルク調整機能は搭載されていません。なので、指先のトリガーの操作だけで適正な位置までネジを打ち込む必要があります。(動画ではトリガー操作で「打ち込みすぎ」、「打ち込み不足」、「適正な打ち込み」を再現)

 

初めてインパクトドライバーを扱う方は操作に慣れるまで時間が掛かるかもしれません。また、衝撃が加わる際はドリルドライバーよりも大きな音が出るので、夜間の作業時にも気を遣う必要がありますね。

 

インパクトドライバーとドリルドライバーでは使用できるビットにも違いがあるので注意

 

インパクトドライバーとドリルドライバーでは、チャック(ビットを取り付ける機構)にも違いがあるので注意が必要です。

 

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インパクトドライバーはワンタッチチャックを搭載。

 

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ワンタッチチャックに装着できるのは六角軸ビットに限られます。

 

 

チャックの根元を手前に引きながら六角ビットを差し込むだけ。その名の通り、ワンタッチでビットを付け替え出来るのがワンタッチチャックのメリットです。

 

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ドリルドライバーはドリルチャックを搭載。

 

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丸軸ビットと、六角軸ビット両方を使用する事ができます。

 

チャックを手で固定しながらドリルドライバーを左回転に回すと、チャックの先端が開きます。開いた部分にビットを差し込み、今度は右回転にチャックを回すと、チャックの先端が閉じていって、ビットを挟み固定できます。

 

ドリルチャックは、丸軸ビットと、六角ビット両方使用出来るというメリットのがあるのと同時に、ワンタッチチャックと比べると付け替えに手間が掛かるのが難点ですね。

 

DIY用に最適なのは14.4V使用の電動ドライバー

 

電動ドライバーのモーターを駆動させる蓄電池の電圧の種類は18V、14.4V、12V、下まで見れば3.6Vまでと、多数の種類があります。

 

当然、電圧が高い程出力があり締付や穴開の能力も高くなるのですが、初めて電動ドライバーを購入する人にとっては

 

 日曜大工やDIYレベルで使用するにはどれを選んだらいいか判らない!

 

と、種類が多すぎて頭を悩ませる所だと思います。

 

結論から言うと、日曜大工やDIYレベルでの使用なら「14.4V」の電動ドライバーが最適です。

 

18Vは大工さんが新築やリフォームの現場で使用するもので、いわばプロ仕様の製品です。パワーがありすぎて扱いが難しく、明らかにオーバースペックなので、はじめての電動ドライバーで購入する必要はありません。

 

12V以下の場合、日曜大工やDIYレベルの作業でパワー不足を感じる事が多く、14.4Vの電動ドライバーと比較すると電池の持ちも短いです。14.4Vのモデルと価格差もそこまで無いので、使用していてストレスを感じたく無いなら、14.4Vを選ばない理由がありません。

 

まとめ

 

「ドリルドライバー」と「インパクトドライバー」の違いをお分かり頂けたでしょうか。それぞれの特徴をまとめると、以下のようになります。

 

ドリルドライバー

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インパクトドライバー

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締付性能
回転のみで締め付けるため、ネジの締付等をメインで行うにはパワー不足

回転+回転方向への打撃(衝撃)で抜群の締付性能があり、作業スピードの短縮も図れる
穴開性能
回転特化の工具のため穴開けに最適

穴開時にインパクトドライバーの打撃(衝撃)が伝わると、材料やビットの破損に繋がりやすいため、穴開けのために使用するには不適
静音性
モーターとクラッチの音以外はしないため、静音性に優れている

回転方向へ衝撃が加わる際、「ガガガっ」と大きな音がする。夜間等の作業には不向き
扱い易さ
トルク調整機能が有るため、締め付け過ぎ等のトラブルを防ぎやすい。DIY初心者向け

トルク調整機能が無いため、インパクトのパワーで材料を壊したり、ネジの頭を潰してしまったり、慣れるまで扱いが難しい
トルク調整クラッチ×
チャック形状ドリルチャック
丸軸ビット・六角軸ビット共に装着可
ワンタッチチャック
六角軸ビットのみ装着可

 

どちらか一つだけを選ぶなら「インパクトドライバー」がおすすめ

動画のように、下穴開けのためのドリルドライバー、締付のためのインパクトドライバーという役割分担をするのが、正しい電動ドライバーの使い方です。出来れば、両方揃える事が理想的です。

 

が、両方とも1万円を越えてくるような高価な工具。「はじめての電動ドライバーなのに、2本同時なんてとても無理…」という方も多い事でしょう。

 

その場合、もし、どちらか一つだけを選ぶ場合は、「インパクトドライバー」の購入をおすすめします。

 

確かにインパクトドライバーは穴開けが苦手ですが、動画のように細い穴径のドリルビットなら、何ら支障無く穴開けも可能です。太い穴径を開ける際も、細いドリルビットから徐々に太いドリルビットで穴を拡張していけば、綺麗に穴を開ける事も可能です。

 

逆に、ドリルドライバーの場合、手で締められないような硬いネジ等を閉めようとした時、パワー不足で「せっかく電動ドライバーを使用しているのにネジを締められない!」なんて事も起こりえます。そんな時でも、インパクトドライバーがあれば、あっと言う間にネジを締める事が出来ますからね。

 

電動ドライバーは日曜大工やDIY作業の必需品。ネジを開け閉めする作業には何でも使用可能ですから、一家に一台あれば、必ず「電動ドライバーがあって助かった」と思えるシュチュエーションが出てくるはずです。

 

この記事を初めての電動ドライバー選びのお役に立てて頂ければ幸いです。何か疑問等あれば、コメントを頂ければご回答致しますので、どうぞ御気軽にご質問下さい!

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