新築時から20年近く経った我が家では、最近、部屋の一室の窓ハンドルが壊れてしまいました。
ハンドルが根元からスッポリ抜けてしまいます。
当然、窓を閉めるためのハンドルなので、壊れてしまえば、窓を完全に閉める事が出来ません。寒い時期は隙間風が吹き込み、部屋ががんがん冷えていきます…。
と、いう訳でハンドルの部品を交換する事で、ハンドルを直してみました。
この記事では、片開き窓用ハンドルの交換方法について解説していきますよ!
窓の製造メーカーを調べて、交換用のハンドルを探し出そう
このような片開き窓用のハンドルは「カムラッチハンドル」という名称で呼ばれています。(カムラッチハンドルは縦すべり出し窓でも使用されている。)
今回のケースのように、ハンドルが根元から抜けて壊れてしまった場合、直す手立てはありません。(私もボンドで接着したり、色々試したのですが、ダメでした…画像のハンドルがやけに汚れているのはそのためです苦笑)
ですから、ハンドル本体を交換してしまうのが、最も確実に直す方法であると言えるでしょう。
ほとんどの窓には、サッシの端に製造メーカーが記載されています。
我が家の場合、「立山アルミ(現三協アルミ)」製の窓だったようです。メーカーが分かれば、材料を探すのは簡単です。
「カムラッチハンドル」と検索してみましょう。メーカー名と一致するカムラッチハンドルで、同じ形状の製品が恐らく見付かるはずです。(対応するメーカー名を検索語句に入力すれば、より見付けるのが早くなります。)
今回探していた立山アルミ(現三協アルミ)で同じ形状のカムラッチハンドルが見付かりました。
どうやらこれで間違いなさそうです。左用・右用があるので、自宅の窓と逆向きのハンドルを選ばないように気をつけましょう。(製品画像を見たまま、今付いているハンドルと同じ形状のものを選べば大丈夫です。)
交換に用意するものは、部品(ハンドル本体)とプラス・マイナスドライバー各1本
交換に必要になるのハンドルが届きました。内容物はハンドルとカバーで、固定用のネジは付属していないようです。(既存ハンドルに付いているネジを再利用します)
あとは、プラスドライバーとマイナスドライバー(先端が細めの物が望ましい)があれば、交換の準備はOKです。
片開き窓用カムラッチハンドルの交換方法
ハンドルを交換するためには、古いハンドルを取り外す必要があります。まず、ハンドルに付いているカバーを取り外します。
カバーはハンドルの表面にかぶさる形で付いているので、マイナスドライバーを差し込んでカバーを外しましょう。
カバーが外れると、ハンドルを窓を固定しているネジが2本現れます。この2本のネジを緩めると、ハンドルが外れます。
この時、注意しなければいけないのが、ハンドルは窓サッシの中の固定金具にネジを締め付ける事で固定されています。つまり、2本同時にネジを外すと、サッシの中の固定金具が落下してしまい、ハンドルを固定出来なくなってしまうのです。だから、ネジを緩めて外す際は、「必ず1本ずつ」が原則になります。
まず初めに下側のネジを緩めて外します。(ネジは再利用するので、捨てないようにしましょう)
ネジを外すと、ハンドルの土台が動くようになるので、右側にスライドさせ、ネジ穴を露出させましょう。
この状態で、上側の古いハンドルは付けたままで、下側のネジ穴に新しいハンドルを取り付けます。露出したネジ穴に新しいハンドルを当てがい、先ほど取り外したネジを再固定します。
次に、上側のネジを外しましょう。(先に下側が固定出来ているため、外してもサッシ内の固定金具が落下する事はありません。)
古いハンドルが完全に取れましたね。
あとは、新しいハンドルを上側のネジ穴まで持ち上げて
ネジを再固定します。
ハンドル上下のネジが固定できました。
最後に、新しいカバーを上からパチっとはめ込んであげれば、ハンドルの交換は完了です!
ハンドルが新品になった事で、しっかり窓を閉める事が出来るようになりました!これで、以前のように隙間風が吹き込む事もありません!
今回の作業で掛かったは材料代は3500円程度。ハウスメーカーのカスタマーサービスに頼むと、おそらく材料費、出張費、作業日で1万5千円くらいはかかるのではないでしょうか。
ハンドル本体と、ドライバーさえあれば誰でも簡単に出来てしまうのでぜひご自身での交換にチャレンジしてみる事をおすすめしますよ!