こんにちは、ユウキ(@yuki_housebuild)です!
先日、に無添加をウリにしている建売住宅のオープンハウスに行ってきました!
建売住宅を買うつもりは無いんですが、僕が理想とする以下の条件を満たしている家だと知り、いてもたってもいられず訪問…!
- 壁・天井全面を漆喰仕上げ
- 全居室無垢フローリング仕上げ
- 柱・梁も全て無垢材(集成材は使用せず
飯田産業や一建設をはじめとする、俗にいうパワービルダーが作っている、ありふれた建売住宅とは全く趣が違った家、という訳ですね…。
こんな建売見たこと無い?!無添加住宅の新築一戸建て
リビング全体の雰囲気が素晴らしいです。
キッチンまで無垢材で統一。(プリント合板ではありません)
洗面台も同様です…!
魅力①全居室無垢フローリング
ここからは、この建売住宅で僕が魅力的に感じた箇所と、その理由を解説していきます!まずは「無垢フローリング」について…。
この建売住宅では、全居室が「杉の無垢フローリング」が張られていました。
杉の無垢フローリングの魅力は主に下の3点!
- 針葉樹系の無垢材で、材質が柔らかく肌触りが良い
- 熱伝導率が低く、もはや床が断熱材!とにかく暖かい
- 調湿(吸湿・放湿)性能が天然エアコンと言ってもいい程
更に、この展示場の無垢床材の厚みはなんと30mm!一般的なフローリングの厚みは12mmなので、感触は全く別物でした。重厚感があり、それでいて柔らかく・温かい…。
魅力②全壁天井 漆喰塗り壁
続いて、全壁・天井に採用されている「漆喰の塗り壁」についてです!
漆喰の魅力は以下になります。
- 驚異の調湿力!無垢フロアと同様に吸湿・放湿し快適な居住性
- 湿度が高くなりにくいため、結露やカビが発生しにくい
- 強アルカリ材質で消臭効果も。焼肉の臭いもあっと言う間に消えるとか!
漆喰+無垢フローリングとビニルクロス+一般フロアの室内環境比較模型も。模型に水を入れたコップを入れて密封して、どの程度結露が発生するかを比較しています。
もちろん、曇ってない方が漆喰+無垢フローリングの組み合わせです。
魅力③集成材を一切使わない無垢の柱・梁
この建売住宅は「無添加住宅」をウリにしています。そのため内装仕上も漆喰で、接着剤をビニルクロスは不採用。それだけで無く、柱や梁にも、接着剤を使用する集成材を使用していません。全て、「一本の木を柱や梁に加工した物」つまり無垢材で木造構造が出来上がっているんです。
梁表しの天井は、最初化粧飾りなのかな?って思ったけど、本物の建物構造としての梁だそうです(◎_◎;)
今のハウスメーカーは殆ど集成材を使ってるけど、ここは柱も梁も一本物の無垢材!
建売住宅を見学する際にチェックして置きたいポイント
せっかくなので僕が建売住宅を見る時に、間取・設備以外で建売住宅の耐久性や居住快適性を判断する上でチェックしている2つのポイントを解説していきます!
建物の工法がどうなっているか?
1つ目のポイントは建築工法の確認です。
建売住宅が建築工法(在来工法、在来+パネル張工法、ツーバイフォー工法)は外壁が張られてしまうと見た目だけでは区別が着かなくなってしまいます。
耐震強度は在来工法<在来パネル工法≒ツーバイフォー工法の順で耐震強度が高いので、工法は必ず担当者に確認しておきたい所です。
特に在来工法(筋交いのみ)は、注文住宅メーカーだともうほぼ100%の会社が採用していない古い工法です。でも、建売住宅の工事現場を見ているとまだ結構みかけるんですよね(-_-;)
在来は気密性の面でも微妙なので、ちゃんとした家を買いたい人は避けた方がいいと思います。
建築工法に関する詳細解説記事はこちら
床・壁・天井の断熱材の種類・厚み
2つ目のポイントは断熱材の種類・厚みの確認です。
断熱材も外壁・石膏ボードが張られてしまうと隠蔽されてしまう部分です。
断熱材の種類・厚み(例:壁面断熱材は高性能グラスウール16k 厚さ100mm使用。等)を見れば、その住宅の断熱性・気密性データで判断できるようになります。(厳密に言えば、気密シートの有無等の施工方法も重要になってくるのですが…)
例えば、大手ハウスメーカー等は、殆どの会社で各箇所で使用している断熱材の種類と厚みを公表しています。断熱材のデータがあれば大手ハウスメーカーの基準と比較して、建売住宅の断熱性能にどの程度優劣があるのか比較ができるようになるという訳です。
「この建売住宅は大手ハウスメーカーと同じ断熱材を使用しているんだ。断熱性にはある程度信頼が置けそうだ!」
「こっちの建売住宅は厚みも大手ハウスメーカーの半分以下だし、断熱材のグレードもあまり良くない物を使用しているんだな…」
建売住宅は新築ですから当然どこの家も見た目はキレイです。でも、居住環境までは宿泊体験でもしてみない限り判断をする事は難しいです。
建売住宅は当たり外れの差が激しい。良し悪しを判断する目と知識を身に着けよう!
建売住宅は建築主となるハウスメーカー、更には施工を請け負った工務店によって当たり外れの差が大きくなりやすいです。
施工中の様子が自分の目で一切確認できないのは、購入を検討している側としては一番の不安要素ですよね。
ちなみに、この記事で紹介している建売住宅は、新築工程の写真をしっかりと掲示していました。もちろん、断熱材の種類・厚みの記載も!
こういう住宅全体から誠実さが伝わる会社が建てた建売住宅は信頼度高が高いです。