内窓・二重サッシ(以下”内窓”)の取付と聞くと、「難しい工事が必要なのでは…」と考える方も多いかも知れません。
ですが、LIXILやYKKをはじめとした窓サッシメーカーの製品開発が進み、最近では手順を追っていくだけで簡単に内窓を設置することが可能です。
この記事では、内窓を自分で取り付ける方法について解説しています。ぜひ、自分での取付にチャレンジしてみましょう!
【Step1】道具の準備
内窓材料の取付の際は、以下の2つの道具が必要になります。取付には必須になるので忘れずに準備をしておきましょう。
メジャー
窓枠の寸法測定のため必要になります。3m程度測定できる家庭用のもので問題ありません。
電動ドライバー
内窓の窓枠を固定する際に電動ドライバーが必要になります。14.4V以上のインパクトドライバーが好ましいです。
【Step2】窓枠の寸法を測定する
窓枠の寸法を測定する
内窓の材料を注文する際に、既存の窓枠の横幅、縦幅、窓枠の奥行を測定する必要があります。
準備していたメジャーを用いて寸法を測定していきましょう。
横幅を測定
窓枠の幅は下段、中段、上段でわずかに異なります。窓枠の内側から内側の寸法をそれぞれ1箇所ずつ測定を行い、一番狭い箇所の寸法を記録しましょう。
今回の場合、一番狭い箇所の横幅が1315mmでした。
縦幅を測定
縦幅も同じように左、中央、右で3箇所測定します。一番狭い箇所で1068mmでした。
レーザー距離計があるとより正確に寸法を測定可能
窓枠寸法の測定はメジャーで行うこともできますが、「レーザー距離計」を使うことでより早く、正確に窓枠寸法を測ることが可能になります。
窓枠全箇所の測定が完了し、縦・横・奥行の寸法(一番狭い箇所)がわかりました。
窓枠の奥行に注意
奥行の寸法は内窓の部材のサイズには影響しないのですが、窓枠の奥行が70mm以下の場合、「ふかし枠」という追加の補強部材を使用する必要があるので注意が必要になります。
念のため、奥行寸法も確認するようにしましょう。
【Step3】内窓を注文する
ネットで内窓の注文を依頼する場合、「リフォームおたすけDIY楽天市場店」がオススメです。窓サイズによって価格は変わりますが、「LIXIL インプラス」という内窓製品なら取付用窓枠+窓サッシ・ガラスのセットが15,000円~購入可能から購入可能です。
対応するサイズの内窓を選択する
注文画面から内窓を注文します。窓サイズによって製品価格が違うため、実際に測定した既存窓枠の幅(巾)と高さに対応する製品を選択しましょう。表の「★」をクリックすれば、簡単に注文ページへ飛ぶことができます。
窓枠の幅、高さ、奥行きを入力する
既存窓枠の詳細サイズを入力するのは注文の最終確認画面です。実測した数値を入力しましょう。
2週間程度で内窓材料が到着
注文してから2週間程度で内窓用の窓枠とガラスが到着しました!大きな梱包には内窓のサッシ+ガラスが入っていて、縦長の梱包には内窓用窓枠が入っています。
以下からは、窓枠用窓枠の取付方法について解説していきます。
【Step4】内窓用窓枠の取付
左右の内窓用窓枠を取付
既存の窓枠にそって内窓の枠を取り付けします。取り付ける窓枠は左右それぞれ部材が振り分けられているので、間違わないよう注意しましょう。
「電動ドライバー」を使用して、付属のビスで窓枠をしっかり固定していきます。
各箇所をしっかり固定していきましょう。
上下の内窓用窓枠を取付
左右の窓枠の取り付けが完了したら、次は上下の窓枠を取り付け作業に移ります。
まずは上枠の取付から。上枠を左右にしっかり差し込んでから中央部分を押し上げましょう。中央部分を上手にしならせながら差し込むのがコツです。
上下枠の取り付けが完了したら、電動ドライバーを使用し付属のビスを固定していきしょう。
【Step5】サッシを内窓枠に取り付ける
最後の手順は、新しい内窓用サッシ・ガラスを取り付けた窓枠に差し込むだけです!
内窓の取り付け完了!
所要時間30分程度で窓に内窓を取り付けることができました!
LIXILから発売されている内窓「インプラス」は高品質かつコストが安く、しかも施工が容易なため大変評価の高いリフォーム用製品です。
シンプルな形の窓なら、手順を追っていけば簡単に内窓を取り付けることができます。ぜひ、取付にチャレンジしてみましょう!