配線工事不要のワイヤレステレビドアホン「VL-SGD10L」
従来では、画像のように「スイッチタイプの玄関チャイム」から「モニター付きTVドアホン」に交換するためには、電気工事士による配線工事を行う必要があり、大掛かりな工事をしないとTVドアホンを取り付けることができませんでした。
ですが、2016年に「Panasonic VL-SGD10L」という、ドアホンとドアホン親機がワイヤレスで連動し、配線工事が一切不要になった、今までの常識を覆すTVドアホンの新製品が発売されたのをご存知でしょうか。
この記事では、Panasonic VL-SGD10Lを取り付けて、「スイッチタイプの玄関チャイム」から「モニター付きTVドアホン」へ自分で交換する方法について解説していきます。
「Panasonic VL-SGD10L」の機能・性能
取付方法を解説していく前に、「Panasonic VL-SGD10L」の機能・性能をまとめます。
「Panasonic VL-SGD10L」の性能をチェック!
録画機能やLEDライト等、他のテレビドアホンには全く引けを取らない機能が搭載されています。「ワイヤレス機種だから他の製品と比べて大きく性能が劣る」という事はありません。
取付に使用した材料・工具
テレビドアホン本体
その他に準備した道具
・ アルカリ乾電池 (本体に同封されていないため)
ドアホン本体を注文し、同封品を確認
注文していた「Panasonic VL-SGD10L」と電池が届きました!
- ドアホン子機(室外モニター)
- ドアホン親機(室内モニター)
- ACアダプタ
- 充電台兼壁付け用ブラケット
- 室外モニター取付用ビス
交換・取付方法の解説
①本体の動作確認
まず初めに動作確認。ドアホンに電池をセットするため、ドアホンを取付カバーから取り外します。下部のネジをプラスドライバーで緩めれば簡単に外れます。
ドアホンのスイッチを押してみる。「ピンポーン」と音が鳴って親機に室内の映像が映し出されました。本当に「ワイヤレス」!しかも何の設定も必要無いとは・・・。驚きです。
②ドアホン取付カバーを外壁に設置する
動作確認が出来たので、ドアホンを外壁に取り付けます。ドリルセットから3mmの下穴用ドリルを取り出し、付属のビスと同じ長さが分かる様にマスキングテープ を巻き付けます。
取り付け位置は足元から145cmの高さにドアホンの中心が来る位置が標準取付位置です。
取り付け位置が決まったら、電動ドライバーにドリルをセットして外壁に下穴を穿孔します。ビス用の穴に薄い防水ゴムが張られていますが、構わず上から穴開けしてOKです。
ビスを打った場所に、付属の防水シートを張り付ければ、取付カバーの設置は完了です!
③ドアホンのカメラ位置の設定と取付
さっそくドアホンの取付!と行きたいところですが、その前にドアホンのカメラ位置の設定をしなければいけません。今のままだと、カメラが正面を向いていますので、ドアホンのスイッチを押す人の顔を映すためにはカメラを右側に向ける必要があります。
ドアホンを裏返すとカメラ位置調節レバーが現れます。このレバーを操作する事で、カメラ位置を操作する事が出来ます。
しっかりカメラが右向きになりました!これでカメラの調整も完了です。
後はドアホン本体を取り付けるだけ!要は外した時と逆の手順です。ドアホンを取付カバーにセットして
既存のスイッチタイプの玄関チャイムは、今後は使用しなくなるため、撤去しましょう。(配線ごとカットしてしまっても構いません)
④VL-VG560Lの設置完了 いよいよ動作確認
設置した室外カメラのスイッチを押してみましょう。
「ピンポーン」と音が鳴り、室内モニターに外の様子が写し出されました!
録画は3コマのみですが、来客者の映像が鮮明に記録されています。不在時に来客があっても「誰が何時に来た」という情報を後かあらハッキリ確認することが出来ます。
壁付けのブラケットを使用する事で、モニターを壁付けする事も可能です。
Panasonic VL-SGD10Lの購入・取付する上での注意点
この記事では配線工事不要のワイヤレステレビドアホン「VL-SGD10L」の取付方法を解説しています。
もし現在お住まいの住宅に、上の写真のようなインターホンが既に設置されている場合、古いインターホンの配線・電源の処理が必要になってくる場合があるため、VL-SGD10Lの設置には適していません。
その場合、交換用の新型インターホンを用意する必要があります。インターホン交換用には別途解説記事を用意してありますので、ご確認下さい。
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最後に、もう一度、「Panasonic VL-SGD10L」の機能・性能を確認してみましょう。
「Panasonic VL-SGD10L」の性能をチェック!
「Panasonic VL-SGD10L」は本当に革新的な製品だと思います。特にワイヤレスの電波が100m近く届くため設置場所を選ばない点は、ほとんどの住宅に適応可能なすばらしい性能です。
今回取り付けを行ったのは、筆者の祖母の自宅(築年数40年超)だったのですが、玄関から室内モニターを設置した居間までの距離は10m近くありました。それでも、外の映像が鮮明にモニターに映しだされていたので、その精度におどろきました。
玄関用としてだけでなく、室内に設置することも可能なので。要介護老人や障がい者向けの介護用品として使用されるケースも今後は増えていくかもしれません。
設置のための配線工事も一切不要のため、専門的な知識も資格も必要ありません。必要最低限の道具で、誰でも日曜大工でモニター付きTVドアホンの取付をすることができます。DIY向け製品として、今後かなり流行することでしょう。
テレビドアホンが自宅に付いていない方は、ぜひ交換にチャレンジしてみてくださいね!