近年ではインターホンの製造技術が確立され、来客者を映像で確認できるのはもちろん、動画として来客者を記録する機能が搭載されているような最新型インターホン機種でも、安価で製造され市場に出回るようになっています。
そのため、インターホン交換費用の予算は、現在自宅のチャイム・インターホンの設置のされ方によって変わりますが、「1~5万円」と低予算で行うことが可能です。
以下では、インターホン交換で掛かる工事費用について詳細を解説していきます。
新規配線工事が”不要”の場合
インターホン交換と聞いて、複雑な配線工事が必要で多額の工事費用が掛かる、というイメージを抱いている方も多いかもしれません。
ですが、上の写真のようにもともと設置されていたインターホンが室内外で通話ができるタイプであれば、既存の配線を再利用しながら最新のモニター付きインターホンに付け替えることが可能です。時間にして、10~15分程度という短時間で完成する簡単な工事になります。
工事費用の内訳は、以下の例のような内容になることが多いです。
工事費用:2~3万円
- 新規TVドアホン部材費:14,000円(※金額は使用するドアホン機種により変動)
- 取付工事費:3,000円
- 出張作業費:3,000円
- 合計:20,000円
今はネット上で写真を添付するだけで匿名・無料で工事の見積が出来るサービスもあります。以下に実際の体験レポート記事を紹介しますので、自分での交換が難しそうな場合、業者への取付依頼も検討されてみてはいかかでしょうか。
自分で交換にチャレンジすることも可能
既存のインターホンからの配線を再利用する場合、日曜大工に慣れていない方でも、ドライバー一本あれば手順を追っていくだけで簡単にモニター付きのTVドアホンに交換することが可能な場合があります。
自分で交換を行えれば工事費用は材料代だけしか掛からないため、最低限の予算でインターホン交換をすることができます。
工事方法を確認し「自分にもできそうだ」と思ったら、ぜひご自分でモニター付きテレビドアホンへの交換にチャレンジしてみましょう!
新規配線工事が”必要”の場合
古い住宅の場合、上の写真のような「呼び出しチャイム」が玄関に設置されているケースが多いのですが、この場合も室内外の配線を再利用することができるため、モニター付きインターホンに交換することが可能です。
ただし、室内側のチャイム(「ピンポーン」と音が鳴って来訪者を知らせるスピーカー)が部屋の隅に配置されていることが多く、この位置のままインターホンに交換を行ったとしても使用に支障をきたすことになってしまいます。
※古い住宅の場合室内側チャイムは部屋の目立たない場所に配置されていることが多い
そういった場合、インターホンを設置する上で適正な位置まで配線を延長する工事を行う必要が出てきます。配線工事が不要なケースと比べると、どうしても工事費用は高くなってしまいうため、注意が必要です。
工事費用の内訳は、以下の例のような内容になることが多いです。
工事費用:4~5万円
- 新規モニター付きインターホン部材費:14,000円(※金額は使用するドアホン機種により変動)
- チャイムコード延長工事費:8,000円
- インターホン用電源増設工事費:12,000円
- 取付工事費:5,000円
- 出張作業費:3,000円
- 合計:42,000円
「ワイヤレス機種」を設置することで安く工事する事も可能
配線の延長・増設が伴うインターホン交換工事の場合、工事費用が40,000円以上と高額になってしまうケースが多くなります。
ですが、工事費用を安く抑える手段が無い訳ではありません。
2016年にPanasnicから発売されたVL-SGD10Lというインターホンはワイヤレス機種となっていて、配線工事を一切行わずにモニター付きTVドアホンを設置することが可能になります。
電池駆動のため、半年から1年に一度の電池交換や、従来の電源接続タイプのインターホン機器と比較すると若干性能は落ちるのですが、「訪問者の顔を映像で確認しながら通話」や「訪問者の録画機能」等、モニター付きTVドアホンとして必要な性能は有しています。
工事費用の内訳は、以下の例のような内容になることが多いです。
工事費用:2~3万円
- ワイヤレスTVドアホン部材費:15,000円(※金額は使用するドアホン機種により変動)
- 取付工事費:3,000円
- 出張作業費:3,000円
- 合計:21,000円
ワイヤレスTVドアホン Panasnic VL-SGD10Lは設置工事も簡単なため、日曜大工に慣れている人なら10分程度で取付できてしまう、設置がかんたんな製品です。製品自体もそこまで高い金額設定では無いため、1万円程度で購入可能できてしまいます。
以下の記事にて取付方法の詳細を解説していますので、ご自身での取付に興味がある場合、ぜひ挑戦してみてはいかかでしょうか。